香港上場の仏ロクシタン、会長が非公開化を再度計画=関係筋

Kane Wu Andres Gonzalez

[9日 ロイター] - 香港株式市場に上場するフランスのスキンケア用品大手ロクシタン・インターナショナルのレイノルド・ガイガー会長が、同社を非公開化する計画を再度進めている。事情に詳しい2人の関係者が9日、明らかにした。同社は昨年にも非公開化を計画していたが、撤回した経緯がある。

関係者の話では、同社の過半数株式を保有するガイガー氏はこの計画について投資家および金融機関との間で協議に入っている。計画は数日中に発表される可能性もあるという。

米プライベートエクイティ(PE)会社ブラックストーンが非公開化計画への資金提供を検討している、と関係者は話した。

ただ関係者は、計画の諸条件は最終決定されておらず、進展しない可能性もあると付け加えた。

計画は、同社の株式をガイガー氏の投資持ち株会社ロクシタン・グループが買い取る形となる。

ロクシタンの広報はコメントしなかった。同社は2010年に香港市場に上場した。

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