[チューリヒ ９日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティスは９日、製品開発部門で今後２─３年のうちに従業員最大６８０人を削減すると発表した。内訳はスイス国内が約４４０人、米国が最大２４０人。
今回の削減とは別に、全世界の従業員７万８０００人のうち最大８０００人を減らす可能性があるリストラも計画している。
開発部門の陣容は現在約１万２５００人。同部門には医薬品の規制、分析のほか、品質保証などサポート業務が含まれる。
同部門にはスイスで約３０００人、米国で２０００人程度が配属されていることから、両国で計約１４％の削減となる。
ただ、今後２─３年の採用を勘案すると従業員は世界全体で１─２％の純減になる。スイスと米国が重要な開発拠点であることに変わりはないという。
