3月ビール販売2%減 桜の開花遅れ影響

商店のビール売り場

 ビール大手4社が10日に発表した3月のビール販売数量は、前年同月比2%減となった。酒税改正で減税となり好調が続いていたため、減少は昨年9月以来6カ月ぶり。昨年よりも気温が低い日が続いたことや全国的に桜の開花が遅れ、花見需要が4月にずれ込んだことが影響した。

 メーカー別ではサッポロビールが1%減、サントリーが14%減だった。ブランド別で発表しているキリンビールは「一番搾り」が8%減、アサヒビールは「スーパードライ」が10%減となった。

 発泡酒や第三のビールを含むビール類全体では前年同月比11%減だった。昨年10月の酒税改正以降、割高感が増した発泡酒や第三のビールは減少幅が大きかった。

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