大気質が継続的に改善 上海市

大気質が継続的に改善 上海市

3月28日、上海市浦東新区陸家嘴の高層ビルと満開の桜。(上海=新華社記者/劉頴)

 【新華社上海4月10日】中国上海市の大気質はここ数年、継続的に改善している。2023年大気質指数(AQI)は5レベルで「1級」の「優」と「2級」の「良」が合わせて87.7%を占め、前年より0.6ポイント上昇した。

 クリーンな空気の背景に、クリーンエネルギー比率の上昇はある。送電大手、国家電網傘下の国網上海市電力が提供したデータによると、23年の上海の新エネルギー発電設備容量は31.1%増の396万キロワットで、うち太陽光が48.2%急増した。

 新エネ車の保有台数も23年に再び最多を更新し、新規増加台数が35万4千台で、年末時点の累計が128万8千万台で世界都市トップとなった。

 上海が打ち出した「上海市の新分野に照準を合わせたグリーン(環境配慮)・低炭素産業発展促進行動計画(2022~25年)」は25年までにグリーン・低炭素産業規模が5千億元(1元=約21円)を超え、千億元規模2カ所、百億元規模5カ所、十億元規模数箇所の産業クラスターを形成する目標を明らかにしている。

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