井上尚弥と激突の悪童ネリが「彼は自信過剰だ」と挑発〝完全アウェー〟も大歓迎

井上尚弥とネリ

ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)が、4団体統一同級王者の井上尚弥(31=大橋)との決戦(5月6日、東京ドーム)を前に米専門メディア「ボクシング・シーン」のインタビューに応じた。

「悪童」とも呼ばれるネリは、井上が昨年12月に闘ったマーロン・タパレス(フィリピン)戦について「タパレスはB級ファイターだ。私にとって彼はうまくなく、10ラウンドも続いて状況を困難にさせた」とし、昨年3月のスティーブン・フルトン(米国)戦についても「フルトンは井上のキャリアの中で最高の勝利だろうが、フルトンはそれほど多くのパンチを打たなかった。彼は怖がった」と分析した。

その一方、ネリは自身への批判が渦巻く敵地で闘うことについて「私にとっては、何よりもその方が穏やかだ。私は王者ではないし、無敗ではない。勝っても負けても問題はない」とした上で「彼(井上)にはリスクがある…再戦条項はない。それは彼が自信過剰だからだ。彼は楽勝と思っているが、意外な出来事が起きることになる。彼がこの戦いを受け入れたのは間違いだろう。後悔するだろう」と語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社