良品計画、香川・小豆郡の古民家をリノベーションした「中長期滞在型施設」をオープン

良品計画は4月26日に、滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA」(香川県小豆郡土庄町豊島)をオープンする。宿泊予約は4月9日から、「Airbnb」にて受け付けている。

「MUJI BASE TESHIMA」施設内の様子

宿泊予約は民泊のAirbnbで開始

「MUJI BASE」は、同社の展開する「無印良品」のある暮らしを体現した、古民家をリノベーションした地域に根ざした中長期滞在型施設。

今回オープンする「MUJI BASE TESHIMA」は、2023年8月にオープンした「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)に続く第2弾となる。2010年の瀬戸内国際芸術祭において作品兼レストラン運営スタッフのための寮としてリノベーションされた、現在築90余年になる古民家を受け継いで使用する。

リノベーションされた築90年を超える古民家を使用

「MUJI BASE TESHIMA」としての再利用にあたっては、良品計画が内装の企画・デザインを行い、「無印良品」の世界観を体現した施設とした。

室内は、リビングとダイニングの間にあった水回りを撤去することで、部屋間を簡単に行き来できるようにしている。また、リビングの一部の壁を撤去してルーバーを設置することによって、圧迫感のない開放的な寝室空間を作った。フローリングも無垢フローリングに張り替えている。

アートの島として知られる豊島の宿泊施設にふさわしく、日本の美意識や見立てをテーマにしつらえた空間は、良品計画が展開するインテリアブランド「IDEE」がコーディネートを担当しており、日本のヴィンテージ家具、モダンデザインのインテリア、日本のアーティストによる作品を取り揃え、滞在中に使用する器は豊島周辺の瀬戸内を中心に活動を行う現代作家の器をセレクトした。

ほかにも、レコードのセレクションや「MUJI BOOKS」による選書本、「無印良品」の家具や家電も用意している。

「IDEE」のコーディネートによる室内空間のテーマは、日本の美意識や見立てがテーマ

宿泊料金は、1泊1棟2名利用で4万9000円からとなり、別途清掃費1万5000円が発生する。2名以上から予約可能で、収容人数は最大4名まで。なお、3名以上での宿泊の場合は、3人目から1名1泊あたり5000円の追加料金が必要になる。

室内は禁煙で、チェックインは15時~17時、チェックアウトは10時。

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