[台北 10日 ロイター] - 半導体受託生産の世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)は10日、第1・四半期の売上高が前年同期比16.5%増加したと発表した。市場予想を上回り、自社予想の上限付近だった。
人工知能(AI)関連の需要が増収要因。同社の顧客には米国のアップルやエヌビディアが含まれる。
売上高は5926億4000万台湾ドル(185億4000万ドル)。前年同期は167億2000万ドルだった。
自社予想は180億─188億ドル。LSEGスマートエスティメートがまとめた市場予想は5814億5000万台湾ドルだった。
同時に発表した3月単月の売上高は前年同月比34.3%増の1952億1000万台湾ドルだった。前月比では7.5%増。
売上高の詳細や今後の見通しは明らかにしていない。
第1・四半期の利益は18日に発表する。その際に第2・四半期と通期の見通しも更新する見通し。
LSEGスマートエスティメートによる市場予想では、第1・四半期の純利益は4%増加する見通し。