「CLでは相手に何も与えてはいけない」アーセナルのアルテタ監督が2失点を悔やむ。サカへのノーPK判定には…

現地時間4月9日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝・第1レグで、冨安健洋が所属するアーセナルはホームでバイエルンと対戦した。

アーセナルは12分にブカヨ・サカの得点で先制したものの、18分にセルジュ・ニャブリ、32分にハリー・ケインにゴールを奪われ、逆転を許す。それでも76分にレアンドロ・トロサールが同点弾を決めて2-2で引き分けた。なお、冨安はベンチ入りも出番はなかった。

クラブの公式サイトによると、ミケル・アルテタ監督はこの一戦を、以下のように振り返っている。

「試合の入りはとても良かった。相手陣内で優勢にプレーし、勢いを生み出し、先制ゴールを決めた。ベン・ホワイトがゴールキーパーの(マヌエル・)ノイアーの前に出て、2点差にできる重要な場面があった。しかし決めなければ、違う展開になってしまう。2失点してしまったが、チャンピオンズリーグでは相手に何も与えてはいけない。この大会では差は本当にわずかだ」

【動画】アーセナル陣営が激怒したノーPKシーン
後半アディショナルタイムには、ビッグチャンスがあった。スルーパスに抜け出したサカが決定機を迎えると、ボックス内でノイアーと接触して転倒。しかし、PKは与えられなかった。

指揮官はこの判定について訊かれると、「下された判定は変えられない。我々はコントロールできる他の部分に集中するべきだ。今夜の試合では、もっと上手くやれたはずだ」と述べている。

第2レグは17日に敵地アリアンツ・アレーナで開催。アーセナルは2008-09シーズン以来の4強入りを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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