繊維業のK・mode(群馬・桐生市)が破産

 繊維製品の製造販売を手がけるK・mode(ケイ・モード、桐生市)が前橋地裁桐生支部から破産開始決定を受けたことが10日、分かった。2日付。東京商工リサーチ前橋支店によると、負債額は約1千万円。

  同社は2015年設立。繊維製品の製造販売やデザイン企画・パターンなどを手がけ、特にパジャマやTシャツを主体としていた。製造は協力工場で行われ、コロナ禍前の2019年2月期の売上高は8000万円を計上していた。

 しかし、コロナ禍で協力工場の人員が減少し、受注が制限されるようになった。販売単価も厳しく、23年2月期の売上高は6000万円に減少。黒字転換することも難しく、昨年12月には事業を停止していた。

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