MEGUMI、27歳での妊娠が転機 食器洗い中に自覚「映画出たい」10年かけて俳優へ

初回授業を行ったMEGUMI【写真:ENCOUNT編集部】

19歳で歌手デビューも全く売れず

タレントのMEGUMIが10日、都内でバンタン渋谷美容学院大学部の名誉学院長としての初めての授業を行った。

4月から新設された本校は、専門知識・スキルの習得と大学卒業資格が取得できるバンタン新設の美容学校。MEGUMIは「生き方術 自信を持ちたい10代の女性へ グラビアアイドル、実業家、そして名誉学院長になるまで」と題した授業を約50分間、展開した。

生徒から「美容関係の仕事に就きたいが、具体的なやりたいことが分からない」との質問を受けると、MEGUMIは「人によってやりたいことを見つかるタイミングは違う」とし、19歳で歌手デビューするも、まったく売れなかった過去を紹介。その後タレント業でバラエティーなどで活躍するも「楽しいけどやりたいことなのか」と自問自答を繰り返したという。

2008年、MEGUMIは降谷建志と結婚。「27歳のとき妊娠して、忙しい日々がピタッと止まり、自分と向き合う時間がやっとできた。19歳でデビューして、それから8年間芸能界にいたけど、ぶっちゃけ目標はなかった。映画は好きだったけど、今よりもタレントと映画には距離があって、タレントの自分が映画に出たいと思うのは申し訳ないって気持ちを抑えていた。でも妊娠して食器を洗っているときだったかな? 『映画出たい。私は映画に出たいんだ』って思った。27歳で遅いけど、そこからマネジャーさんにも気持ちを表明した」。

夢を実現するため、演技の基礎から学んだ。「先生をつけて学びましたね。台本の読み方や泣き方、発声も。あとは作品を見て、その感想を書いた。地味な作業だけど、その世界と関わることならなんでもいいからやった。そうすると、その世界に寄っていく実感があった」という。「でも仕事をするのに時間かかりましたね。ようやく仕事が入るまで10年くらいかかった。そのくらい時間かかる可能性あるけど、何でもいいから関わる努力は必要」と経験を交えて生徒たちに伝えた。

また「年齢とともに知的好奇心は下がってくる。『もうこれでいいや』って思っちゃう。でも、そうなると止まってしまうから、自分は何をしているのが楽しいのか探すのは大事。そのジャンルの最先端の場所に行くことも大切」と語った。ENCOUNT編集部

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