【抗原検査キット】取り扱い薬局リストの厚労省での公表が終了/日本薬剤師会のHPへ移行

【2024.04.10配信】日本薬剤師会は4月10日に定例会見を開いた。その中で抗原検査キットの取り扱い薬局リストについて、厚労省HPでの公表が終了することに伴い、当面の間、日本薬剤師会のHPに掲載すると報告した。

コロナをめぐっては、令和6年4月から通常の医療体制へと移行する。こうした中、これまで厚生労働省の協力要請のもと取り組んできた新型コロナウイルス抗原検査キットの取扱薬局等リストについて、厚労省ホームページでの公表が終了。

令和6年3月更新を反映したリスト・マップについては、当面の間、日本薬剤師会ホームページに掲載することにする。
・掲載ページ
日本薬剤師会トップページ>新型コロナ検査キット取扱い薬局情報
https://www.nichiyaku.or.jp/pharmacy-info/corona-kit/
(公開予定:3月29日(金)正午)

日本薬剤師会のホームページでの公開は今年夏ごろまでの予定。現在、各都道府県薬剤師会において、新興感染症の発生時等に対応可能な体制を確保している薬局に係るリスト化の取組が進められていることから、夏以降は各都道府県等での公表に置き換わる予定。

なお、当該リストの更新は令和6年3月までの分であり、内容の更新は行わない。
新たに地域住民への周知に参加したい薬局がある場合には、都道府県薬剤師会で作成されるリストへの掲載となる見込み。

なお、日本薬剤師会ホームページに掲載するリスト・マップは、現在厚生労働省ホームページに掲載されている(1)~(4)の情報のうち、【(1)新型コロナウイルス抗原検査キットの取扱店舗マップ】に相当する部分。 (2)~(4)は掲載終了となる。

厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537_00001.html

日本薬剤師会では、新型コロナウイルス感染症への対応としての体制は終了となるものの、今後も引き続き、地域住民が必要な医薬品、感染症に係る体外診断用医薬品(検査キット)を入手できる体制整備やその見える化について協力を求めている。

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