イオン、今期営業利益7.6%増の2700億円 過去最高の見込み

Mariko Sakaguchi

[東京 10日 ロイター] - イオンは10日、2025年2月期通期の連結営業利益が前年比7.6%増の2700億円となる見通しだと発表した。前期に続き過去最高益を見込む。営業利益予想は市場予想平均値の2652億円をやや上回る。

営業収益は前年比4.7%増の10兆円、経常利益は同9.5%増の2600億円、純利益は同2.9%増の460億円を見込む。

同社は2021─2025年度のグループ中期経営計画で掲げたデジタルシフトの加速と進化など5つの成長戦略と、環境・グリーンへの取り組み加速で収益改善を図っている。今期はすべてのセグメントで増益を計画しており、「営業収益、営業利益、経常利益とも過去最高を目指す」という。

2024年2月期通期の連結業績は、営業収益が前年比4.8%増の9兆5535億円、営業利益が同19.6%増の2508億円、経常利益が同16.6%増の2374億円、純利益は前年比2倍超の446億円となった。

(坂口茉莉子)

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