「続きましたし、続けたい」つぶやきシロー、ナレーション仕事の魅力を語る

4月10日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、お笑い芸人・つぶやきシローさんが登場した。つぶやきさんは今年で芸歴30周年、2月にはおよそ15年間のX(Twitter)の投稿をまとめた著書『リモコンの電池を換えてて、ちょっとでもテレビに気を取られると、あれ?新しい電池どっちだっけってなるね。』を発売している。

大竹まこと「よくナレーション(の仕事)をやっています」

つぶやきシロー「ナレーションだけずっと切れないんです」

大竹「理由はわかる。ホッとするもの。『あれあれ、いったい僕たちはどっち行っちゃうのかな』みたいなこと、言っているよね」

つぶやき「そういうナレーションの番組ならそうですね(笑)。華やかなところでタレントさんと一緒にワイワイとか、できないんですよ。気を使っちゃうし。ナレーションはブースでひとりの戦いじゃないですか」

壇蜜「お部屋でね」

つぶやき「指示を受けても声だけなので、自分だけの戦いみたい。そういう感じが合っているんですかね。続きましたし、続けたい。芸人の世界だと、仕事のあと『ああいうときどうしたらいいのかな』ってやり方を聞く。俳優さん同士もあると思うんです、『こうしたらいいよ』とか。ナレーターって、ひと現場ひとりじゃないですか。ひとり個室に入って『お疲れ様でした』って。同じナレーターの方と会わないから、やり方の答え合わせというか、どうすればいいかわからなくて」

壇蜜「やっぱりオリジナルが多いですよね」

つぶやき「ナレーションってひとりですもんね。いまだに正解が……」

大竹「わからないけど、心地よい」

壇蜜「視聴者の方もそれを感じていらっしゃるということですから」

つぶやき「スタッフのやりとりとか、こういう場合どうすれば、ということの答えがわからないままやっています」

壇蜜「手探りだけどやりがいは感じていらっしゃる?」

つぶやき「やりがいというか、誰ともしゃべらずに済む。というか顔を合わせなくていい、というのが気楽ですかね。そっちのほうが自分を出せるかもしれないです」

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