横須賀の複合施設入り口付近に釣り針入りパン10個置かれる 神奈川県警、不法投棄の疑いで捜査 けが人はなく

横須賀署(資料写真)

 9日夜、神奈川県横須賀市本町の複合施設「ベイスクエアよこすか一番館」の1階入り口通路付近に釣り針が刺さった菓子パン10個が置かれていたことが分かった。直後に回収され、けが人などの報告は確認されていない。横須賀署が不法投棄の疑いで捜査している。

 署と同市によると、同日午後10時ごろ、同施設の警備員が菓子パンを見つけ、110番通報した。2カ所に5個ずつ置かれ、縦4センチ、横3センチほどのパンに長さ3~4センチの釣り針が刺さっていたという。

 警備員は30分おきに巡回しており、同9時半ごろには異常はなかった。何者かが同10時までの間にパンを置いたとみられる。

 同署はパンを鑑定に出し、毒物の有無などを調べている。動物に対する嫌がらせの場合は動物愛護法違反での立件も視野に入れる。

 同施設は京急線汐入駅近くにあり、地上20階地下3階建て。横須賀芸術劇場やホテル、飲食店などが入っている。

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