群馬県内で強風 伊勢崎市で21.9メートル 70代女性が転倒し軽傷 みなかみ町でも4月の最大値を更新

 群馬県内は9日、前線を伴った低気圧の影響で、風が強まった。前橋地方気象台によると、3秒間の平均風速で見た「最大瞬間風速」は伊勢崎(21.9メートル)とみなかみ(21.0メートル)の2地点で4月の最大値を更新した。伊勢崎市消防本部によると、同日午後1時10分ごろ、同市内で作業をしていた70代女性が風にあおられて転倒し、頭を打って軽傷を負った。

 同市では倒木や屋根のトタンが飛ばされる被害も発生。同日午後1時ごろ、同市本関町の県道伊勢崎大間々線で倒木があり、約1時間後に撤去された。けが人はいなかった。民家の屋根のトタンが飛ばされるなどの被害も確認された。

 風の指標として一般的な10分間の平均風速の最大値を示す「最大風速」は伊勢崎13.2メートル、前橋8.7メートル、桐生8.3メートルなど。最高気温は館林18.1度、桐生17.7度、伊勢崎16.8度などで前日より4~7度下がった。

 10日は高気圧に覆われて全域で晴れる見込み。予想最高気温は前橋18度、みなかみ15度。

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