倦怠感や尿の泡立ち…嘔吐や胃のむかつき…紅麹製品の健康相談続く 島根県で新たに2人 50代男女 症状は回復

大手製薬会社の小林製薬が製造した紅麹製品をめぐる問題で、島根県は10日、新たに県内在住の2人から健康被害の相談があったことを明らかにしました。

会社が自主回収を始めた3月22日から4月9日までに県に寄せられた健康被害の相談は、これで13人になりました。

県によりますと、相談者は共に50代の男性と女性で、摂取していたのは紅麹コレステヘルプ20日分でした。
男性は約6か月間摂取し、倦怠感や尿の泡立ちがあって医療機関を受診しましたが、現在は回復しています。

また女性は約2年9か月間摂取し、嘔吐や胃のむかつきなどの症状があったということです。医療機関は受診しておらず、やはり現在は回復しています。

商品の摂取と症状の因果関係は分かっていませんが、県では回収対象とされている「紅麹コレステヘルプ」の15日分と30日分(通信販売用)及び20日分(店頭販売用)、「ナイシヘルプ+コレステロール」と「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の4商品を摂取しないことと、これらを食べて体に不安や異常がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けています。

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