線路脇の陥没で列車運休 イスラム圏の人々が大混乱、なぜ?【長野・小諸市】

イスラム教徒の女性

しなの鉄道で線路の陥没が見つかり、一部区間で始発から昼ごろまで運休しました。この影響を受けたのは通勤通学の人だけでは
ありませんでした。

午前7時ごろのしなの鉄道・小諸駅。線路脇の陥没の影響で一部区間が運休し、混雑していました。よく見ると、アジア系の外国人の姿が目立ちます。駅員の背後からも次々と。タクシー乗り場には複数の女性がいました。

■インドネシア人女性
「バスで…」
■カメラマン
「バス?バス動くかまだ予定がないって言ってたので」
「(タクシーだと)いくらかかるかですよね?」
■インドネシア人女性
「そうそうそう」

■カメラマン
「(インドネシア人女性たちは)運賃気にしているみたい」
■タクシー運転手
「わからない。行ってみなくちゃわからないけど」

目的地は坂城町だそうです。

■インドネシア人女性
「今日は仕事だけど有給取りました」

こちらは別のグループ。

■インドネシア人男性
「テクノさかき(駅近くのモスク)でお祈りしたいです。イスラム教ですから、きょうは大きいお祈りがあって」

10日はイスラム教徒にとって神聖なラマダン明けの祭りのような日。坂城町にあるモスクへ多くの人が向かっていました。そこに重なった運休は正午まで小諸と田中の間の上下線で続き、イスラムの人々にも大きな影響が出ました。

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