「パパ、私のシャンプー使ったでしょ?!」反抗期の娘に、夫が言い返した【せつなすぎる言葉】とは?

反抗期は子どもの成長の証……と理屈では分かっていても、実際に子どもに反抗的な態度を取られると辛いものですよね。何か上手い乗り越え方はないかと悩む人も多いのではないでしょうか。そこで今回は反抗期をユニークに受け止める友人から聞いたエピソードをご紹介します!

反抗期の娘

私の娘は現在高校生。最近、家族に反抗的な態度を取るようになってきました。

特に異性である父親や兄には嫌悪感を抱いているようで、「私の洗濯物はパパやお兄ちゃんのとは別に洗って!」と言うし、シャンプーも自分専用のものを買って使っています。

ある日、入浴を終えた娘がリビングに来て「パパ、私のシャンプー使ったでしょ?!」と声を荒げました。
どうも、自分のシャンプーを夫が勝手に使ったと思っているようです。

娘に責められた父親は……

身に覚えのない夫は「使ってないよ」と言いますが、「うそ! めっちゃ減ってるもん!」と娘も引きません。

そこで夫は、自分の頭を指差し「大体、パパの髪にそんなたくさんの量のシャンプーがいると思う?!」と言いました。

夫は昔から髪の毛が薄く、今では頭頂部あたりがかなり寂しい状態なのです……。

さらに夫は「むしろ最近は少しでも髪の毛が増えるシャンプーを買って使ってるよ! そんな若い子向けのシャンプー、パパの頭皮には刺激が強すぎるよ!」と主張します。

私は神妙な顔でそれを聞きつつ、内心笑いを堪えるのに必死でした。

さらに兄まで?!

夫に向かって何も言い返せない娘は、次は矛先を変え、大学生の息子に向かって「じゃあお兄ちゃんが使ったの?!」と責め始めました。

しかし、息子も「俺も遺伝のせいか髪の毛少ないんだよ! だから親父の育毛シャンプー借りてるよ!」と悲しい言葉……。

あたたかく見守ろう

そこで私は娘に、「もうパパとお兄ちゃんの髪の毛には触れないでいてあげよう? もちろんママも使ってません。」と声を掛けました。

すると、家族全員耐えられず爆笑!
反抗期の娘が久しぶりに笑顔を見せた出来事でした。

たとえ反抗期でも、こうやって家族全員で笑顔になれる瞬間があれば大丈夫かもしれない……と心強く思いました。

反抗期の娘のことも、夫と息子の頭皮のことも、あたたかく見守ろうと思っている今日このごろです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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