バルセロナのシャビ監督が、かつてカンプ・ノウで共闘し、現在パリ・サンジェルマンを率いるルイス・エンリケ監督の発言に反応した。大手スポーツメディア『ESPN』が伝えている。
両者はチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝で対戦する。まずは４月10日にフランスで第１レグを戦うなか、エンリケ監督は「バルサのフィロソフィーを、自分とシャビのどちらがより体現している？」と問われ、「間違いなく私だ」と断言。「ボールポゼッション、ゴールチャンス、ハイプレス、トロフィー。数字がそこにある。議論の余地はない」と自信満々に言い放った。
ただ、シャビ監督は「ルイス・エンリケとは良い関係だし、とても尊敬している。世界最高の監督の１人だ。PSGは本当にタフな相手だ」と冷静にコメント。そのうえで、同じようにバルサのDNAを持ち、CL８強入りしているジョゼップ・グアルディオラ監督（マンチェスター・シティ）、ミケル・アルテタ監督（アーセナル）に触れ、こう付け加えた。
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「ペップ・グアルディオラ、ミケル・アルテタ、そして私と同じように、ルイス・エンリケもバルサのDNAを持っている。チャンピオンズリーグ準々決勝で、４人の監督がバルサのDNAを持っているんだ。私たちは元々中盤の選手の新しい監督グループについて話しており、バルサの哲学が鍵になると思う。
ルイス・エンリケと私は、高い位置からプレスをかけ、ボールを持ち、後方からプレーする同じ方法を求めると思う。そこから先は選手の仕事だが、私たちは同じことを（監督として）目ざしているし、同じフットボールスタイルに共感している」
44歳の元スペイン代表はまた、昨季まで自チームにいたウスマンヌ・デンベレを要警戒。「私はデンベレを高く評価している。我々からベストプレーヤーの１人を奪ったわけだ。彼らが優勝候補だ。我々より遥かに多くの資金を費やしている。チャンピオンズリーグの優勝のために作られたチームであり、それが彼らの目標だ」と語った。
「（キリアン・）エムバペ、デンベレ、（ランダル）コロ・ミュアニ、ヴィティーニャ...全てPSGのチームだ。まあゴールスコアラーがエムバペであることは明らかだ。我々はディフェンス面をこれまで以上に良くしなければならない。PSGはトランジションの局面では、世界最高のチームではないにせよ、その一角を占めているからね」
すでに熱を帯びる注目の大一番。激戦を制し、笑うのはどちらのスペイン人指揮官か。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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