中国福建省の発電設備容量、クリーンエネルギーの割合が63%に 

中国福建省の発電設備容量、クリーンエネルギーの割合が63%に 

 福建省沖での出力16メガワットの超大容量洋上風力発電ユニット。(2023年6月28日、小型無人機から、福州=新華社記者/林善伝)

 【新華社北京4月10日】中国福建省の趙竜(ちょう・りゅう)省長は国務院新聞(報道)弁公室が8日に開いた記者会見で、同省では現代化産業体系の構築が加速していると説明した。域内総生産(GDP)に占める製造業増加値(付加価値額)の割合が全国4位だとし、主な特徴として次の3点を挙げた。

 ①ハイエンド化が急速に進んでいる。電子情報、先進設備製造、繊維・アパレルなど基幹産業の規模が1兆元(1元=約21円)を超えたほか、車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)や自動車用ガラス大手の福耀玻璃工業集団、スポーツ用品大手の安踏体育用品(アンタ・スポーツ・プロダクツ)などのリーディングカンパニーは世界的に知られるようになっている。

 ②スマート化へと一直線に進んでいる。重要業務の全面的なデジタル化を実現した企業の割合は全国3位となった。

 ③グリーン(環境配慮型)化へとシフトしている。車載電池や新型エネルギー貯蔵、洋上風力発電などの新エネルギー産業が発展し、省の発電設備容量に占めるクリーンエネルギーの割合は63%に上った。

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