茂木氏、裏金45人に厳重注意 不記載500万円未満

富山県高岡市で記者団の取材に応じる自民党の茂木幹事長=10日午後

 自民党の茂木敏充幹事長は10日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、政治資金収支報告書への不記載額が500万円未満だった45人に対し、幹事長による厳重注意を終えたと明らかにした。訪問先の富山県高岡市で記者団の質問に答えた。45人には安倍派の稲田朋美幹事長代理や福田達夫元総務会長が含まれている。茂木氏が個別に伝えたと説明した。

 自民は4日、不記載額が500万円以上だった議員や安倍派と二階派の幹部ら計39人の処分を決定。安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷立、世耕弘成両氏を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文、西村康稔両氏に党員資格停止1年、高木毅氏に同6カ月を科した。

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