9日のツインズ戦で、今季3号めとなるホームランを放った大谷翔平（写真・アフロ）
4月7日13時過ぎ。東京・目黒川沿いの桜が満開になり、見物人で賑わう中目黒。ケバブ屋の前には、人だかりに囲まれて、数多のスマホのカメラを向けられる一人の男がいた。クリクリとした目に、丸みのある顔……あの“大谷翔平”だ！
通行人に「写真いいですか？」と頼まれると「はいどうぞ」とクールな表情。そっくりすぎると騒然となるなか、一般人のあしらい方までまさにスター然としている。
だが大谷は、1万Km離れたリグレー・フィールドで絶賛ガブスとの3連戦を戦っているはず――。
「彼はそっくりさんですよ。本名は、井手口佳暉。普段は俳優業を中心に活動していますが、SNSで大谷さんのモノマネ動画を投稿してから話題になり、“大谷似翔平”としての活動もはじめたんです」
と“種明かし”をしてくれたのは、マネージャーの女性だ。きっかけは、2023年3月26日、WBC期間中にTikTokに投稿した動画だという。
「井手口は当時、大谷さんが所属していたエンゼルスのユニフォームを着て、スキンケアやヘアセットをする動画を公開したんです。顔だけでなく、写真を撮るときの仕草も似ているようで、『小谷翔平』や『これは中谷くらい名乗ってもいい』といったコメントがつくなどバズったんです。本人はWBCが開催され、知人に『大谷に似てる』と言われるまで、野球のことはほとんど知らなかったんです」
動画が話題になった結果、2023年10月10日に放送された『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』（フジテレビ系）に出演するなど、テレビにも登場。
3月20日に韓国・ソウルでおこなわれたシーズン開幕戦には、山本由伸のモノマネをするお笑いタレント「山本申伸（やまもともうしのぶ）」こと、いでけんとともにドジャース芸人として渡韓。さらに、3月28日から始まった本拠地開幕戦に合わせ、ロサンゼルスにあるドジャースタジアムを訪問したという。
「中目黒に来たのは仕事なんです。2023年9月23日に中目黒でオープンした生ドーナツ専門店『Nao’s donut』さんから依頼をいただき、12時から16時まで店頭で呼び込みをする予定でした。ところが13時には200個のドーナツが完売。残りの時間は、系列会社が運営するケバブ屋やポテト屋、ホットク屋など、合計4軒で呼び込みに回り、どの店も大盛況でした。大谷さんパワー、すごいですね」（前出・マネージャー女性）
9日のツインズ戦では、今季3号めとなるホームランを放つなど、絶好調の“本家”大谷翔平。そっくりさんのブレイクも当然だ。
