高校入学式にサプライズ登場のGACKTに「めっちゃいい匂い!」と新入生感動も…「一般人なら香害」スメハラ議論湧き起こる

4月9日、俳優やミュージシャンとして活躍するGACKTが、那覇市の通信制高校「N高等学校・S高等学校」の入学式にサプライズで登場した。自身も沖縄出身で、同校のテレビCMキャラクターをつとめた縁から実現したサプライズとなった。

司会の女性に呼び込まれる形で現れたGACKTは、サングラスをかけ、いかにもロックスター然とした装いで登場。「どうも、こんにちは。GACKTです」とクールに挨拶すると、新入生を前に、「これから不安で立ち止まったり、足が一歩踏み出せなくなるとき、きっとあると思います。でもね、そんな選択に迫られたときは、僕がずっと今までやってきたこと、これを思い出して、自分で選択してください」と語ると、次のようにアドバイス。

「僕はいつも、何かで立ち止まったり足が踏み出せなくなったときは、この2つのどちらかを選択します。“やる” か “もっとやる” か。

好きなほうを選んでいい。迷うっていうのは、非常に時間の無駄です。なので、パッと決めればいい。やるか、もっとやるか。そうすれば、キミたちはもっともっと前に進めることができるようになります」

GACKTのスピーチを聞いた新入生はどう感じたのか。琉球放送によると、生徒の1人は「めっちゃいい匂いでした。超いい匂い。GACKTさんが言っていたことを頭に残して頑張ります」と語っている。どうやら、アドバイスより匂いが印象に残ったようだ。

この報道に対して、ネットニュースのコメント欄では、突如としてスメハラ(スメルハラスメント)論争が湧き起こる事態となった。

《普通は子供にとっては香水とか刺激強ぎてクッサーってなるもんだけど、それでもいい匂いってやっぱセンスいいんだろうなこの人》

《タクシー運転手の生ニンニク臭より、夏の帰宅ラッシュ電車内の強烈な汗臭より、冬の電車内の酸っぱいブーツ臭の空間に閉じ込められるより、できれば香水に囲まれたいと思う私》

と好意的な意見もあるが、

《芸能人だから様になるんですよ。一般人でも使い方誤らなければいい香りですが、誤ると大変な事になりますよね。汗と混じったキツい香りになったり密室で強い香り放たれたら相当辛いです》

《GACKTというキャラと場所を決めてつけてます。ただ一般人がむやみに香水は公共機関や食事が他の方がいるので迷惑レベルです。前に香水がキツく食事中に席移動をしたぐらいでした》

《若い頃は香水のいい匂いには憧れがありました。ですが、今では香害だと思ってます。香水だけではなく柔軟剤も、さりげなく香る程度にして欲しいです》

といった匂いのリスクを指摘する声も多くあった。

ふだん香水をつけている人は、周りにどう思われているかの感覚が麻痺しがちかもしれない。時と場所、つける量を間違えて、裏で陰口を叩かれたりしないよう、注意したいものだ。

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