パリ五輪で陸上競技場初となる紫色の陸上トラックを採用

今年開催されるパリ五輪の陸上競技場では濃淡2色の紫色の陸上トラックが採用されている。

今年開催されるパリ五輪の陸上競技場では濃淡2色の紫色の陸上トラックが採用されている。薄紫はトラック競技や跳躍、投擲などの競技エリア、濃い紫はトラックの外側に設けられている技術エリアとなる。生産メーカーによると、この陸上トラックは選手のパフォーマンスを高め、しかもこれまでの五輪の陸上トラックよりも環境に優しいという。

パリ五輪の陸上競技責任者で、フランスの元十種競技選手のアラン・ブロンデル氏は、「テレビに映ると、濃淡2色の紫色が選手を最も際立たせてくれる」としている。

また、生産メーカーの関係者によると、新トラックの下層の設計は東京オリンピックのものと異なり、「選手のエネルギー消耗の減少」を促すとしている。

新トラックの成分には合成ゴム、天然ゴム、鉱物成分、顔料、添加剤などが含まれ、うち約50%はリサイクル材もしくは再生可能材料で作られている。ちなみに2012年ロンドン・オリンピックの陸上トラックにおけるリサイクル材もしくは再生可能材料の割合は約30%だった。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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