「春の全国交通安全運動」に合わせて 高齢ドライバーへの運転講習会やバイクの無料点検【徳島】

4月6日からはじまった「春の全国交通安全運動」に合わせ、徳島県内では高齢ドライバーへの運転講習会や、バイクの無料点検など、様々な取り組みが行われています。

徳島市で開かれた「シルバードライバー自己診断講習」は、加齢による運転能力低下を自覚してもらい、事故防止や免許返納につなげようと、県警などが開きました。

参加した高齢ドライバー14人は教習所のS字やクランク走行に苦戦しながら、指導員からアドバイスをもらっていました。

(指導員)

「あ、落ちましたね。一回、ストップ。脱輪しました。何で落ちたと思いますか?

(参加者)

「右に寄りすぎていたんでしょ?」

(指導員)

「そうですね、ハンドル切るのが早すぎたんですね」

(参加者)

「(Q.昔と比べて、運転能力は落ちた?)なってますね、反射神経が鈍いというか遅くなった」

また免許返納を想定し、シルバーカーの試乗もしました。

2024年に入って徳島県内で起きた9件の死亡事故のうち、3件で高齢者が第一当事者となっています。

一方、徳島市の阿波おどり会館前で行われたのは、バイクの無料点検会です。

(バイク販売業者)

「ライト、OK。切り替え、OK。タイヤもいけます」

県内のバイクの販売業者らがライトや計器類、タイヤの空気圧などを無料で点検しました。

中には整備不良の車両もあったようで。

(バイク販売業者)

「タイヤだめ、タイヤ交換」

(バイクのドライバー)

「自分でわかる範囲で直しながらいってるんですけど、指示されたらちゃんと直さないかんなと思いました」

県内では整備不良による交通事故が、過去5年間に2件起きていて、うち1件はタイヤの摩耗でブレーキが効かなかったことによる死亡事故でした。

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