JR可部線の列車と接触した男性(69)が死亡 緑井駅~あき亀山駅で一時運転見合わせ 広島

10日朝、JR可部線で列車が男性と接触し、男性が死亡する事故がありました。

米田健太郎 記者
「午前9時すぎ、現場には警察や消防などが集まっています」

事故があったのはJR可部線の七軒茶屋駅から梅林駅に向かっておよそ340mの線路内です。JR西日本などによりますと、10日午前8時20分ころ、「線路内の人影と接触した」と列車の運転士から連絡がありました。

この事故で、近くに住むアルバイト運転手の寺尾崇さん(69)が頭などを強く打って間もなく死亡しました。列車の乗客およそ240人にけがはありませんでした。

現場は線路と生活道の間に柵がない場所で、警察は寺尾さんが踏切ではない場所で線路を横断していたとみて調べています。

この事故で、可部線の緑井駅からあき亀山駅間の上下線が1時間半にわたって運転を見合わせるなど、およそ3500人に影響があったということです。

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