専業主婦世帯数はどのくらい?
令和5年版「厚生労働白書」によると、男性雇用者と無業の妻からなる世帯と共働き世帯数の推移は表1の通りです。
表1
※厚生労働省「厚生労働白書」を基に筆者作成
共働き世帯が増加していく一方で、専業主婦世帯は減少傾向にあることが分かります。
年齢別の世帯年収を比較
共働きだからといって、専業主婦世帯よりも収入が高いとは限りません。厚生労働省の「国民生活基礎調査の概況」より、年齢別の世帯年収を表2にまとめたので比較してみましょう。
表2
※厚生労働省「国民生活基礎調査の概況 II 各種世帯の所得等の状況」を基に筆者作成
世帯年収が平均よりも上であれば、専業主婦であっても特に心配する必要はないでしょう。
興味のある仕事に短時間だけ就いてみる方法も
専業主婦であることに不安を感じる理由としては、社会とのつながりを持ちにくいことや自分の稼ぎがないことへの焦りがあることが挙げられます。しかし、世帯年収が平均より高いなど、共働きをする必要性がない場合などは、心配しなくてもよいでしょう。
それでも気持ちがすっきりしないのであれば、興味のある仕事に短時間だけ就いてみる方法もあります。少しでも自分の稼ぎがあれば不安を抱くこともなくなり、自信を持てるようになるかもしれません。
もちろん配偶者との話し合いが必要になることなので、まずは相談してみましょう。
2022年における専業主婦世帯は539万世帯
専業主婦世帯の数は年々減少傾向にあり、2022年には539万世帯となっています。共働き世帯が増加傾向にある今、専業主婦であることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、年齢別の世帯年収と比較するなどして、平均よりも上であれば専業主婦でも心配する必要はないでしょう。
それでも「うちは共働き」というママ友を見ていて不安になることがあるならば、興味のある仕事に短時間だけ就いてみる方法も検討するとよいでしょう。
出典
厚生労働省
令和5年版 厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会-本文掲載図表(一覧/バックデータ) 図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移
国民生活基礎調査の概況 結果の概要 II 各種世帯の所得等の状況 3 世帯主の年齢階級別の所得の状況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー