【喜多方ラーメンモチーフや春を感じる桜柄も…】新たな観光施設「アカベコランド」・福島

【福島市のスーパー人気のワケは?】福島県には店舗がない…アメリカに本社を置く『あの店』

「赤べこ」の魅力を再発見してもらおうと、会津若松市に4月、新たな観光施設がオープンしました。

会津若松市の観光名所「飯盛山」のすぐそばに、4月オープンしたのが…観光施設の「アカベコランド」です。

「アカベコランド」という名前の通り、その店内は「赤べこ」一色!

昔からなじまれている定番の赤べこは、もちろん!

喜多方ラーメンをモチーフにしたものや、春を感じる桜柄の赤べこなど!

様々なデザインがされた「赤べこ」が、ずらっと並んでいます。

その数なんと、50種類!

実は、そのどれもが代表の渡邊さんと職人が一緒に、考えたものです。

生活の様々な場面で赤べこを飾ってほしいと新しいデザインに挑戦しています。

■アカベコランド 代表 渡邊 高章さん

「何これ見て面白いとか何これちょっと変じゃないなんて、そういう会話が生まれることが、まずは一番素敵なことかなと思う」

「アカベコランド」のコンセプトは、見て、学んで、楽しむ!

ということで…2階には、こんなスペースも!

■アカベコランド 代表 渡邊 高章さん

「2階では制作している現場の見学と絵付け体験、あとはゲームコンテンツを用意して、体験ができるコーナーになっている」

職人の制作現場を間近で見られるだけでなく、実際に、赤べこの絵付け体験もできます。

■絵付けを体験した小学生は

「とても楽しかった」

■絵付けを体験した中学生は

「苦戦したところが目で、それを何回もやり直すのがやりがいがあってよかった」

会津が誇る民芸品を…見て、学んで、楽しめる「アカベコランド」。

代表を務める渡邊高章さんには、もう一つ本職があります。

■アカベコランド 代表 渡邊 高章さん

「元々は白河だるまという民芸品のだるまを作っている会社で…」

「白河だるま」を制作する、会社の代表でもあるんです。

でもなぜ、白河だるまの代表が会津で「アカベコランド」を作ったのでしょうか?

■アカベコランド 代表 渡邊 高章さん

「業界全体として作り手、担い手不足というところがあるので…」

それは、業界を取り巻く、危機感からでした。

「白河だるま」も「赤べこ」も古くから親しまれる縁起物。

その歴史をつなぎ、より多くの人に魅力を伝えたいとオープンに至ったのです。

地元の職人たちとも協力して「赤べこ」を発信していきます。

■アカベコランド 支配人 伊藤和恵さん

「若い人から大人までたくさんの人たちに愛してもらえる郷土玩具であってほしいので、切り口は色々な形でアカベコランドは見せていると思う」

将来的には、職人の育成につなげることを目指しています。

■アカベコランド 代表 渡邊 高章さん

「地場産品である以上は、地場で作るべきだというのが我々の信念なので、今後未来に向けて赤べこをこの地域で作っていけるような取り組みをしていきたいと思う」

© 株式会社福島中央テレビ