井上尚弥VSネリ 悪童の代役はドヘニーも大橋会長「井上オーバーでネリ対ドヘニーはない」

井上尚弥(左)に誕生日の花束を贈る大橋会長

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)がWBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)と行う防衛戦(5月6日、東京ドーム)のアンダーカードとして、WBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)―ブリル・バヨゴス(フィリピン)戦が追加されたことが10日、発表された。ドヘニーはネリが試合に出場できなくなった場合の代役となる。

ネリは2018年3月の山中慎介戦で1・3キロもの体重超過をするなどの〝前科〟があり、井上の所属ジムの大橋秀行会長はネリがわずかでも体重超過をすれば試合をさせない意向を示していた。

だが、その場合、約34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行のメインイベントが消滅することになるため、ネリと同じサウスポーであるドヘニーを代役に用意。大橋会長はネリへのプレッシャーの狙いがあるとした上で「井上がオーバーして、ネリ対ドヘニーにはならない」とジョークを飛ばした。

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