【気象予報士が解説】お花見今昔 宴会スタイルになったのはいつ?11日もお花見日和【新潟】

お花見豆知識

まずはお花見豆知識。お花見と言えば、サクラの下でお酒を飲んだり、食事をする方が多いですが、昔は全然違う様式でした。
奈良時代までは、サクラではなく、ウメを眺めながら和歌を詠むスタイル。平安時代になると、お花見の主役はサクラに変わり、和歌や音楽を楽しんでいました。ただ、やはり、飲んだり食べたりはしていませんでした。今のように飲食を伴うお花見になったのは、安土桃山時代に豊臣秀吉が始めたと言われています。この宴会スタイルが4月10日まで続いているというとで、豊臣秀吉に感謝しないといけないかもしれません。

県内の開花状況は、高田城址公園や長岡の悠久山公園で満開のほか、糸魚川の美山公園や新潟市中央区の白山公園、五泉市の村松公園で7分咲きと満開間近です。
11日も絶好のお花見日和になりそうです。午前9時の予想天気図を見ると、日本付近は三陸沖に中心を持つ高気圧に覆われて、県内もおおむね晴れる見込みです。

また南から暖かい空気が流れこんできて、10日より気温が上がりそうです。各地の予想最高気温は、日中は20℃くらいまで上がる見込みで、10日と比べると6℃前後高くなるでしょう。
日差しのもとでは、薄着で過ごせそうです。

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