国家安全条例は事業者の利益を守る

特区政府保安局の●炳強・局長は先ごろラジオの英語番組のインタビューで「維護国家安全条例」の施行について言及した。4月7日付香港各紙によると、●局長は「国際社会の一部の人々は香港はもはや本来の香港ではないと思っているが、それは全くの間違いであり、単に外部勢力が描こうとしている香港に過ぎず、実際にはそうではない」と指摘。導入された新たな犯罪は国家安全を危険にさらそうとするごく少数の人々だけを標的にしていることを繰り返し述べ、香港のビジネス界は心配する必要はなく、むしろ法例は彼らの利益を守り、ビジネスには影響しないと明言した。

●局長はこの法案が完成し、香港に国家分裂などの行為に対処するための法的手段が与えられたことを非常にうれしく思っていると述べ、次の大きな課題は重要インフラのネットワークセキュリティを法制化することだと強調した。新政府樹立以来、デモがほとんど起きていないことについての質問に対し、●局長は「市民は香港の法と秩序を大切にしており、意見を表明する方法はたくさんある」と述べ、市民は抗議する権利を享受できると繰り返した。さらに「憎しみの扇動さえなければ私たちは政府の政策に対する外部からの批判を歓迎する」と述べた。

さらなる制裁を受けることを心配しているかとの質問に対し「心配していない。いわゆる制裁は自分の行為が正しかったことを意味している」と指摘。また国家安全保障教育を継続的に提供するために、多くの規律部隊がその後の国家安全保障教育の日に応じた活動を組織し、国家安全保障に関する会議やセミナーも開催する予定であると明かした。【●=登におおざと】

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