タクシーの「初乗り料金」が値上がりしている。４月９日付香港各紙によると、タクシー業界は先に政府に運賃値上げの申請を提出しており、初乗り運賃は市街地のタクシー（赤）が32ドル、新界のタクシー（緑）とランタオ島のタクシー（青）が28ドルと提案されている。平均増加率はそれぞれ16.95%、15.37%、11.68%となる。香港のタクシー運賃は2013年から3回値上げされており、前回の値上げはわずか1年8カ月ほど前であり、今回提案されている赤タクシーと緑タクシーの平均運賃値上げ幅は過去11年間で最高に達している。しかしタクシー業界は、運賃値上げの申請は高い営業コストとのバランスを取るためだけであると指摘し、「運転手たちが食いぶちを見つけるのは難しい。どうすれば熟練者を維持しながら新人をひきつけることができるだろうか」と述べた。立法会議員は、タクシーは高額な保険料によって運営コストも増加していると指摘。車の所有者への運転プレッシャーを軽減するために、運転手の身体検査義務を厳格化してリスクを低減するなどの措置を提唱した。
