医療の連携強化へ 生駒市立病院が生駒地区医師会などに入会

生駒市は9日会見を開き、生駒市立病院が生駒地区医師会と市医師会に入会したと発表しました。

生駒市立病院をめぐっては当初、生駒市と市の医師会の意見がかみ合わず開設が難航していましたが2015年、医療法人徳洲会を指定管理者とし、近鉄東生駒駅前に開院しました。病院は、開院以来、医師会への入会を希望しており、2022年、正式に入会を申請。3月5日に生駒市医師会に、30日に生駒地区医師会に承認され、9日入会となりました。小紫市長は入会が承認された理由について、経営が改善したことや新型コロナが拡大した早い段階から患者の受け入れを行ったこと、救急患者の積極的な受け入れを行うなどの実績が評価されたのではないかと話しました。

生駒市・小紫市長

「(医師会に)入ったことによって、医師会また医師会に所属する病院診療所の皆さんと市民のためにより具体的などのような事業をこれから進めていくのかというのがまさに問われている。」

生駒市立病院・遠藤 清院長

「今回医師会に入会してみんながひとつになってこの地域を守るというスタートに立てたのかなと。垣根を超えた地域医療が出来ればなと。」

今後は、災害時の医療提供体制の連携強化のほか、診療や入院における地域医療関係でも連携を図っていきたいとしています。

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