トヨタ、富士松工場も12日まで停止継続 生産工程確認で

Maki Shiraki

[東京 10日 ロイター] - トヨタ自動車は10日、子会社のトヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)第2ラインの稼働停止を12日まで続けると明らかにした。トヨタの堤工場(愛知県豊田市)第1ラインも12日までの稼働停止継続を決めており、15日以降に生産を再開するかどうかは両ラインとも12日に改めて判断する。

広報担当者によると、両ラインの停止は生産工程の確認作業のためだが、それぞれ原因は異なるという。稼働停止による生産台数への影響は非公表としている。

富士松工場第2ラインは9日夕方から停止しており、10日に再開の可否を判断するとしていた。同ラインでは、ミニバンの「ノア」や「ヴォクシー」、高級ミニバンの「アルファード」や「ヴェルファイア」を生産している。

堤工場第1ラインは4日から稼働を停止中で、セダンの「プリウス」や「カローラ」などを生産している。

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