シソンヌが朝ドラに登場、SNS沸く「コントにしか見えん」

のちに日本初の女性弁護士と裁判官になるヒロインの成長と挑戦を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。4月10日放送の第8回では、寅子が傍聴した裁判に、お笑いコンビ・シソンヌの2人が弁護士役として登場。SNSをざわつかせた。

『虎に翼』に登場したシソンヌ・じろう (C)NHK

女子部の同期・よね(土居志央梨)を尾行し、なりゆきで人生初の傍聴をすることとなったた寅子(伊藤沙莉)。その日の裁判は、離婚裁判を起こした峰子(安川まり)が、夫・東田(遠藤雄弥)に腹いせで奪われた嫁入り道具の着物を取り戻そうとするものだった。

よねは、「夫は妻の財産を管理する」という法律がある以上、着物は戻ってこないと断言。もどかしい思いを抱いた寅子は徹夜で勉強をし、教授の穂高(小林薫)に裁判への疑問をぶつけるのだった。

今回の放送では、寅子とよねが傍聴した夫婦の裁判に、お笑いコンビ・シソンヌのじろうと長谷川が揃って登場。じろうは峰子側、長谷川は東田側の弁護士役をそれぞれ演じ、法廷で対立する形となった。

同局のコント番組『LIFE!』でもお馴染みな2人だけに、SNS上では「演者がシソンヌのせいで裁判コントにしか見えないねぇ・・・」「シソンヌさん、単体ならまだしもコンビで朝ドラ出てるとLIFEにしか見えないんよ」「まさか朝からシソンヌ裁判を見ることになるとは」など驚きの声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「シソンヌ」がトレンド入りした。

『虎に翼』に登場したシソンヌ・長谷川 (C)NHK

出演に際し、朝ドラ初出演となった長谷川は、「初めての朝ドラ出演、真っ先に親の喜ぶ顔が浮かびました。しかもコンビで出演ということでうれしさ倍増です。法廷で弁護士として、じろうとは対決する役柄でしたが、緊張しすぎてNGをしっかり出させていただきました!すみません!」と振りかえった。

じろうも「真っ先に、長谷川さんのお母さんの喜ぶ顔がうかびました。朝ドラは『まれ』に続いて2作目だったのですが、専門用語の難しさも相まって、セリフがぜんぜん出てこない・・・しかも長谷川さんもセリフがでてこない・・・2人してセリフが出てこない・・・。でも現場はとっても楽しくて、共演者のみなさんはやさしかったです!」とコメントした。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。4月11日放送の第9回では、穂高の提案で寅子たちが傍聴した裁判について議論することとなる。

文/つちだ四郎

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