能登半島地震から3ヵ月 とちぎVネット ボランティア不足の町野町にも新たに週末派遣

とちぎテレビ

今年1月に起きた能登半島地震は発生から3カ月が経ちましたが、いまだボランティアの数が足らず、手つかずのまま復旧が遅れている地域も多くあります。被災地で支援を続ける「とちぎボランティアネットワーク」は19日から新たに輪島市町野町に、週末に活動するボランティアを派遣することを決め、協力を呼び掛けています。

「とちぎボランティアネットワーク」は、地震が発生した後の1月15日からボランティアの派遣を始めました。これまで、6千棟余りの建物が被害を受け20人が亡くなった穴水町を中心に、20回にわたって延べ364人が足湯の提供や災害廃棄物の片付けなどを行ってきましたが、新たにボランティアの数が極めて少ない輪島市町野町にもボランティアを派遣することにしました。

山に囲まれた町野町は地震で主要な道路が寸断され一時、孤立地区になったほか、現在もボランティアセンターや飲食店などがなく、バスなどの公共交通機関も動いていません。

10日、「とちぎボランティアネットワーク」の矢野正広理事長や現地で支援活動に参加した県内の市議会議員3人が県庁で会見を開き、週末に活動するボランティアの協力を呼びかけました。

町野町への派遣は今月19日から5月31日まで7回を予定していて、毎週金曜正午に宇都宮を出発し、日曜の夜9時ごろ、戻ってくる計画です。

ボランティア派遣は「とちぎボランティアネットワーク」、電話番号028ー622ー0021で受け付けています。

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