辛坊治郎氏が川勝知事の退職前倒しを解説〝対抗馬を立てようとする人たちのタイミング潰し〟

辛坊治郎氏

キャスターの辛坊治郎氏が10日、ニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に出演し、辞職願を提出した静岡県の川勝平太知事についてコメントした。

川勝知事をめぐっては1日に新規採用職員に対して行った訓示で、職業差別ともとれる発言があり、批判を受けて6月県議会をもって辞職する意向を示していた。辛抱氏は「(辞職願を)出したはいいけど、何かを反省して辞めたというイメージはゼロ」とばっさり。

川勝知事が辞職願提出にあたり細川ガラシャの辞世の句「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」を詠んだことについても「アンタ、全然ちゃうでしょ!」と突っ込んでいた。

当初は6月に辞める意向を示していたがこのタイミングで辞めた理由として辛抱氏は「『ボーナス狙いだろ』って言われたんで、だからボーナスは受け取らない。だけど退職金受け取らないとは言ってませんから。退職金は多分…。すでに8000万円出てますから。合計1億以上は出るだろうと思います」と話した。

もう1つの理由として「対抗馬を立てようとする人たちのタイミングを潰すということはできるワケです」と指摘。「リニアを軸に選挙が行われるんだけど。リニアを潰してきた川勝さんの今までの選挙の強さを考えると推進派の人たちが思ってるように、そう簡単に…。そっち方向の政権交代が起きてリニア建設に向かって走りだすということにはならないんじゃないかという気は私は感触として持っています」と話した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社