打率.255でも…“韓国のイチロー”は「評判に応えている」 MLBを席巻する日韓の逸材

ジャイアンツのイ・ジョンフ、ドジャース・山本由伸、カブス・今永昇太(左から)【写真:ロイター、小林靖】

打率.255でも…“韓国のイチロー”は「評判に応えている」 MLBを席巻する日韓の逸材

2024年シーズンで、アジア出身のルーキーが存在感を放っている。MLB公式は今季の新人王候補を格付け。ナ・リーグでは2位にドジャース・山本由伸投手、3位にカブス・今永昇太投手、4位にジャイアンツ・李政厚(イ・ジョンフ)外野手を選出した。

記事によると、43人が投票。1位が5ポイント、2位が4ポイント、3位が3ポイント、4位が2ポイント、そして5位が1ポイントの配分で5位まで選出している。その中でナ・リーグの2位は山本。1位は15票あったという。

デビュー戦(3月21日、対パドレス)は1回5失点で敗戦投手。しかし、直近2戦は計10回を投げて13奪三振、無失点でメジャー初勝利も挙げた。「これ以上にひどい結果はなかっただろうというようなメジャーデビューだった」とするも、それ以降は劇的に改善していると評している。

3位の今永には1位が7票あった。ここまで2試合10回を投げて4安打12奪三振で防御率0.00。「スプリットとフォーシームで打者を圧倒している」と絶賛した。

4位の李政厚には、ここまで打率.255(47打数12安打)、1本塁打、OPS.655、4三振。「空振りと三振の割合は、球界で最も低い部類に入っており、素晴らしいコンタクトヒッターとしての評判に応えている」としている。

まずは順調なスタートを切った3選手。今後の活躍が期待される。

〇MLB公式による新人王候補格付け
【ア・リーグ】
1位:ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)
2位:エバン・カーター(レンジャーズ)
3位:ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)
4位:コルト・キース(タイガース)
5位:コルトン・カウザー(オリオールズ)

【ナ・リーグ】
1位:ジャクソン・チョーリオ(ブルワーズ)
2位:山本由伸(ドジャース)
3位:今永昇太(カブス)
4位:イ・ジョンフ(ジャイアンツ)
5位:ポール・スキーンズ(パイレーツ)(Full-Count編集部)

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