【オリックス】ルーキー〝高島王子〟こと高島泰都のプロ初勝利お預け SNS「王子、出番ですぞ!」

オリックス・高島泰都

オリックスの〝高島王子〟のプロ初勝利はならなかった。10日の楽天戦(京セラ)はドラフト5位ルーキー・高島泰都投手(24=王子)が先発。岸と投げ合いを演じ、4回まで1安打に抑える力投を続けた。

セデーニョの一発などで援護点をもらい、2―1と勝利投手の権利がかかった5回だった。二死一、二塁から村林に右翼線に痛恨の適時三塁打を浴びて逆転されると、小郷にも右前に弾かれて追加点…。権利目前からのまさかの3失点で無念の降板となった。

5回途中を5安打4失点とプロの洗礼を浴びた高島は「そこまで緊張することもなく、いい緊張感で試合に入ることができました。状態自体は悪くなかったと思いますし、4回まではしっかり自分の投球ができていたと思います。ただ5回の2アウトを取った後、粘り切れずに連打で得点を許してしまったことが悔しいですし、先発としての責任を果たせなかったことがすごく悔しい」と唇をかんだ。

150キロのストレートと多彩な変化球を武器にオープン戦からリリーフで結果を残し、開幕一軍入り。端正なマスクと社会人「王子」出身とのことでファンの間で「高島王子」が定着した。この日も登板前からSNSのトレンドに上がり「王子、出番ですぞ!」「王子ナイスピッチ」「あと1アウトが難しい。高島王子、お疲れ様」「男前すぎてフェンスが邪魔だった」「岸王子のピッチングを目に焼き付けてほしい」などと注目された。

イケメン揃いとされるオリックスだが、一方で若手の台頭も強みの一つ。一昨年の椋木、昨年の曽谷と新人投手が白星を挙げているだけに高島も続きたいところだ。

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