俳優の赤楚衛二と錦戸亮が10日、都内で行われたドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』（フジテレビ系／毎週木曜22時）完成披露舞台あいさつに、共演の芳根京子、見上愛と共に出席。錦戸が赤楚の芝居を称賛する場面があった。
本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐（ふくしゅう）心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス。巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗を赤楚、ある思惑があり病院へ赴任してきた優秀な外科医・大友郁弥を錦戸が演じる。
撮影現場の様子を聞かれると、赤楚は「題材的に重めなものなので、そこにずっと集中力を持続するのは難しいから、スイッチの切り替えは大事」としつつ、「そういうことを意識せず、楽しい感じにはなっていると思う。本当に皆さん優しいし楽しい方々なので」と楽しく過ごしていることを報告。
赤楚のコメントを笑顔で見守っていた錦戸は「僕、ここでグンって一人だけ年上ですし、しっかりしなな、と思います。でもできることは精一杯の笑顔でニコッと応えるだけしかできなかったです」とはにかんだ。
また、劇中での赤楚の食事シーンが話題になると、錦戸が「見ていて、あんなにお芝居しながら食う役者さんってなかなかおらんなと思って、すごい僕は好きでした」と告白。「口の中に（食事が）入っていてもセリフ言ってたやんか」と続けると、赤楚は「そこを相談しつつ、監督に『セリフとかが不明瞭になってしまいますけど大丈夫ですか』と聞いたんですけど、『それがリアルだから』ということで受け入れてくれた」と明かしていた。
さらに作品に絡めたお題として、用意されたブラックうちわに自身の「欲望」を書いて発表するコーナーでは、錦戸が「貫禄」と書いたうちわを披露。「今年40になるんですけど、そろそろ（貫禄が）欲しいなと思う」と言う錦戸は、「この間とかも、コンビニに行って、電話しながら外に出たのに、電話をしている僕に向かって、肩を叩きながら全然知らない人が『錦戸くんですか』って。なんかもう、もうちょっと貫禄欲しいなってその時思いました」と打ち明けた。
そんな錦戸について赤楚は「撮影現場で本当に細かいところまで意識されている。スタッフさんのカメラが落ちそうになった時も、一番最初に気付いて『あっ！』と言って助けてくれたりしているから、大人だなって」とフォロー。錦戸は「そんなことない」と謙遜していた。
木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』は、フジテレビ系にて4月11日より毎週木曜22時放送（初回15分拡大）。
