「大ゴラッソ祭りやんけ」CLで3-3の撃ち合いを演じたマドリーとマンCの一戦にファン驚嘆!「漫画の技みたいなスーパーゴール」

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1レグ、レアル・マドリー対マンチェスター・シティの一戦は3-3の引き分けに終わった。

凄まじいゲームだった。

先制したのはアウェーのシティで、2分、ベルナルド・シウバのニアサイドへの意表を突くFKであっさり均衡を破ると、マドリーも反撃を開始。ずるずるとラインを下げるシティに対して分厚いアタックを仕掛け、12分にはエドゥアルド・カマビンガがミドルレンジから、14分にはヴィニシウス・ジュニオールのスルーパスを受けたロドリゴがエリア内から、それぞれシュートを放つ。前者のそれはDFルベン・ディアスにあたってコースを変え、後者の一撃はGKシュテファン・オルテガの左をすり抜けて、ゴールネットを揺らした。

2-1とマドリーの1点リードで迎えた後半、今度はシティが試合をひっくり返す。66分、ペナルティーアーク付近でパスを受けたフィル・フォデンが豪快な一撃を突き刺すと、その5分後にはエリア手前やや左寄りの位置から、ヨシュコ・グバルディオルがやはり力強いミドルシュートを見舞い、再逆転に成功する。
しかし、試合はこれで終わらなかった。79分、左サイドのヴィニシウスからのクロスを、逆サイドを駆け上がってきたMFフェデリコ・バルベルデがそのままダイレクトボレーで叩き込み、3-3の同点に持ち込むのだ。試合はその後、どちらも果敢に攻めたが4点目が奪えず、タイムアップを迎えた。

計6ゴールが生まれたこの逆転に次ぐ逆転の熱い展開に、サッカーファンの興奮が止まらない。SNS上では、「ゴラッソの博覧会」「全部、漫画の技みたいなスーパーゴール」「大ゴラッソ祭りやんけ」「理不尽の応酬」「マジでくそ熱かった」と、最後に見せたバルベルデの同点ゴールを中心に感嘆の声が数多く上がっている。

CLでは4シーズン連続となる両者の対戦。準決勝で対戦した2シーズン前は劇的に決勝進出を決めたマドリーが優勝し、同じく準決勝で当たった昨季は、セカンドレグで4-0と大勝したシティが勝利し、そのまま初優勝を成し遂げている。はたして次戦はどのような展開になるのか。そして、今シーズンもこの対戦の勝者がビッグイヤーを掲げるのか。17日の第2レグから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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