B1三遠ネオフェニックスが初の地区優勝…首位独走し今季9試合を残して悲願V

4月10日、B1リーグの第31節が行われ、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた三遠ネオフェニックスが96-62で富山グラウジーズに勝利。Bリーグ開幕8年目にして初の地区優勝を手にした。

前節まで3連勝して敵地・富山に乗り込んだ三遠は、大浦颯太、サーディ・ラベナ、金丸晃輔、コティ・クラーク、ヤンテ・メイテンを先発起用。

第1クォーターから自慢のオフェンスで主導権を握ると、メイテンが前半だけで15得点を挙げる活躍を見せ、第2クォーターもリード拡大。ハーフタイム明けの後半も流れを明け渡すことなく、最多24得点を挙げたメイテンをはじめ、ロスター11名全員が得点を挙げて優勝決定の白星を飾った。

三遠はbjリーグ時代に優勝経験があったものの、2016年のBリーグ開幕以降はタイトルから遠ざかり、初年度を除いて5シーズン連続(※2019-20シーズンは新型コロナの影響で中止)でポストシーズン進出を逃していた。

それでも、千葉ジェッツを優勝に導いた経験がある大野篤史ヘッドコーチを指揮官に迎えて2年目となった今シーズンは、開幕から10試合を終えて9勝1敗と好スタート。第14節からはリーグ戦16連勝を記録するなど勢いに乗り、同地区のライバルを寄せ付けない快進撃で、一気に地区優勝まで駆け上がった。

今シーズンのリーグ戦の残り9試合を終えると、5月9日からは各地区の“勝者”と激突するチャンピオンシップ(CS)がスタート。年間王者を決めるCSファイナルは同25日から横浜アリーナで開催される。

■試合結果
富山グラウジーズ - 三遠ネオフェニックス
富山|16|18|12|16|=62
三遠|28|24|29|15|=96

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