川崎ブレイブサンダースがライバル対決制して連敗脱出…サンロッカーズ渋谷に28点差快勝

4月10日に川崎市とどろきアリーナでB1リーグ第31節が行われ、26勝24敗で中地区5位の川崎ブレイブサンダースと28勝22敗で中地区3位のサンロッカーズ渋谷が対戦。中地区2位、ワイルドカードを争う両チームが激突した。

4連敗と苦しむ川崎の先発は藤井祐眞、野﨑零也、トーマス・ウィンブッシュ、ニック・ファジーカス、ジョーダン・ヒースの5人。一方、5連勝と好調のSR渋谷はアンソニー・クレモンズ、ベンドラメ礼生、津屋一球、ライアン・ケリー、ジョシュ・ホーキンソンがスターティングファイブに名を連ねた。

試合開始からSR渋谷がファウルトラブル。第1クォーター残り4分52秒までにクレモンズが3つ、ケリーが2つのファウルを犯し、主力2人がベンチに下がった。川崎はフリースローに加え、藤井とヒースの3ポイントシュートでリードを奪取。ベンチテクニカルを宣せられるなど流れが悪い相手に対し、23-9と14点差で最初の10分間を終えた。

第2クォーターはSR渋谷が序盤にホーキンソンの“3点プレー”で流れを取り戻すと、津屋のフリースロー2本、ケリーの3ポイントで1ケタ点差に戻した。タイムアウトを取った川崎は、バックコートバイオレーションや24秒バイオレーションを誘発するなどディフェンスが機能。攻めてはファジーカスが得点を重ね、39-26で試合を折り返した。

第3クォーターは開始4分39秒からファジーカス、ウィンブッシュの連続得点で川崎が7-0のラン。ヒースのダンク、ウィンブッシュの“4点プレー”などもあり、残り2分41秒に56-35と21点差に拡大した。その後も勢い止まらず、ウィンブッシュが難しい体勢で3ポイントを成功。堅守を誇る25得点を積み上げ、リードを24点まで広げた。

川崎が長谷川技とヒースの長距離砲、益子拓己のレイアップなどで、第4クォーター残り4分34秒のオフィシャルタイムアウト時点で73-50。終盤はベンチメンバーを起用しながら試合を進め、80-52で快勝した。

川崎はウィンブッシュが20得点8リバウンド、ファジーカスが17得点10リバウンド、藤井が15得点、ヒースが12得点9リバウンドをマーク。一方のSR渋谷はケリーがチーム最多16得点を挙げたものの、連勝がストップした。

なお、レギュラーシーズンにおける両者の対戦は27日、28日の第35節にも組まれており、他チームを含め激しい順位争いが繰り広げられている。

■試合結果
川崎ブレイブサンダース 80-52 サンロッカーズ渋谷
川崎|23|16|25|16|=80
渋谷|9|17|14|12|=52

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