子どもがトラウマを抱えやすい『親の行動』4選…幼いころの記憶が将来足かせになることも

子どもに対する行動、気を付けていますか?

長い時間を子どもと共有していると、子どもにずっと気を使い続けるのは難しくなります。親になっても、親は人間です。心身の負荷がかかっているときの子どもの行動に、カチンときてしまうこともあるでしょう。

しかし、親の一回の行動が、子どもにトラウマを植え付けてしまうことがあります。子どもの心に傷をつけないためにも、子どもにトラウマを与える行動は絶対に避けましょう。

子どもがトラウマを抱えやすい『親の行動』4選

子どもにトラウマを与えてしまう親の行動は、以下のものがあります。

1.暴力を振るう

子どもに対して、頻繁に暴力を振るうのはよくありません。子どもの身に危険が及んだ行動や子どもの行き過ぎた言動、人を傷つけるような行動などに及ぶなどの、特殊なケース以外が暴力を振るうのはやめましょう。

頻繫に子どもに暴力を振るうと、子どもの中にトラウマを植え付けてしまう可能性が高いです。

2.大声で怒鳴る

子どもを感情に任せて大声で怒鳴ってしまうと、子どもは親の大きな怒声と怒っている表情を覚えてしまいます。怒られるようなことをしたのは、たしかによくありません。だからといって、感情に任せて怒鳴ってしまうのはNG。

特に、まだ善悪の区別がついていない幼い子どものやることに、毎回大声で怒鳴ってしまうと子どもがトラウマを持ってしまう恐れがあります。

3.大げさにがっかりする

子どものやってしまったことや失敗に対して「あーあ、期待してたのに」「うわー」など、大げさなリアクションを取るのはよくありません。子どもは親のリアクションをよく見ているので、自分の失敗に対してのアクションもしっかり見ています。

激しく落胆しているのを見ると、子どもは親を失望させてしまったという焦りなどを感じ、トラウマを持ってしまうかもしれません。

4.子どもの存在を、完全に無視する

自分が気に入らないことを子どもがやってしまった場合、子どもの存在を丸ごと無視した態度を取るのはNG。子どもは親から見捨てられてしまったような気持になり、自分のやりたいことや気持ちを隠すようになってしまいます。

その結果、子どもは自分に自信が持てなくなり、将来仕事を始めたときに人間関係や仕事内容などでひどく悩むようになってしまうかもしれません。

子どもがのびのび育つためのかかわり方とは

子どもがのびのびと育つためのかかわり方は、子どもを頭ごなしに否定しない部分にあります。子どもの失敗を受け止め、改善策を一緒に考えることで、子どもが失敗を恐れずチャレンジするような気持ちが芽生えやすくなります。

子どもの発想を否定せず、子どもの個性を認めて接してあげましょう。

まとめ

子どもがトラウマを持ってしまう親の行動は、親のふとしたものであることも多々あります。かわいい我が子にトラウマを植え付けてしまわないよう注意して、子どもの育ちを見守りましょう。

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