神戸市は10日、同市須磨区平田町1の飲食店「板宿 やぶ家」で食事した後、腹痛や下痢などの症状を訴えた客3人から、食中毒菌カンピロバクターを検出したと発表した。同市は食中毒と断定し、同日から、同店に3日間の営業停止を命じた。
3人は同市や明石市に住む20～50代の女性。3月28日、同店で鶏肉のたたきなどを含む「地鶏コース」料理を食べたという。翌29日の夕方以降、腹痛や下痢を発症し、医療機関を受診した。いずれも入院はしておらず、快方に向かっているという。市は、鶏肉の生食は食中毒を起こす危険性が高いとして注意を呼びかけている。
