J1デビュー大学2年生FW「とんでもない逸材」と話題 果敢守備に元日本代表「いい寄せ」

塩貝健人のプレーに称賛の声(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

特別指定選手としてJ1デビュー、監督も笑顔で称賛

横浜F・マリノスは4月10日、延期分のJ1リーグ第3節でホームにガンバ大阪を迎えた。試合はFWアンデルソン・ロペスの今季5ゴール目もあり2-0と勝利を挙げたなか、特別指定選手としてデビューしたFW塩貝健人の積極的プレーにファンも驚いている。

試合は後半8分、A・ロペスがエリア内でMF山根陸からのパスを受ける。相手DFを背負いながら左足でボールを収めると、反転して左足でシュート。GK一森も反応したが、ゴール左に決まり、横浜FMが先制した。試合終盤には途中出場のFW植中朝日が左足で冷静に追加点。2-0で今季初の連勝を飾った。

この試合で、慶応大在学中の2年生FW塩貝健人が後半21分にデビュー。2027シーズンからの加入が決まっている19歳は、ピッチに入り早速G大阪DF黒川圭介へ激しいプレスをかける。これがファウルとなったものの、果敢な姿勢にはスポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元日本代表の坪井慶介氏も「いい寄せですね」と感心する。

また、その黒川と手で押し合うような気の強さも見せ「気も強そう。ファーストプレーの気合を感じる」と坪井氏の期待も高まっていた。その後も積極的に攻撃に絡み、後半アディショナルタイム8分の植中のゴール直前には、ボールをハントする貢献のプレーも。十分な存在感を示したJ1の初舞台となっている。

試合後、フラッシュインタビューに応じたハリー・キューウェル監督は、デビューの塩貝について「デビュー戦で彼の身体の強さ、スピードなどの良さが見せられた部分はあります。ここで、彼は満足するのではなく、ここで色々学んで、次に生かして、彼の良さというものを、彼ももっともっと良さを出せる選手の1人なので、楽しみにしています」と笑顔で話し、さらなる成長も求めていた。

ファンからも「とんでもない逸材」「ほんとにデビュー戦なのか」「虜になりました」「もう戦力だ」と絶賛の声が飛んでいる。今後の出場も含め、期待感を抱かせるプレーヤーとなっていきそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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