日テレ大作ドラマ『アクマゲーム』初回視聴率が『厨房のありす』下回る…「子ども向け」評に不安

間宮祥太朗主演ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)が4月7日よりスタート。30分拡大スペシャルとして放送された第1話は平均世帯視聴率5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.4%を記録。同枠前クール『厨房のありす』の初回平均世帯視聴率6.2%を下回った。

人気コミック『ACMA:GAME』(講談社)を原作とした同ドラマは、主人公・織田照朝(間宮)が「悪魔の鍵」に翻弄された人間たちと命懸けの「アクマゲーム」に挑みながら、「悪魔の鍵」の謎に迫っていくサバイバル・エンターテインメント。

第1話では、悪魔のゲームマスター・ガドが登場し、織田と丸子光秀(須賀健太)が二択問題を出し合うゲーム「真偽心眼」で対決。まずは織田が「コップの下に500円玉はあるか?」という問題を出し、織田の意味深な表情に翻弄される丸子の様子などが描かれた。

このほかにも、複数の問題を出し合っていた織田と丸子だが、ネット上では「世界観の作り込みがすごい! 間宮くんも役にはまってる」「東映の特撮ドラマっぽくて面白い!」と好意的な声が続出。

加えて、劇中に登場するキャラクターに声を当てている諏訪部順一や花澤香菜ら豪華声優陣に注目する声優ファンも多いようだ。

『ACMA:GAME』、テレ朝『マルス-ゼロの革命-』の二の舞い危惧

一方、「キャストの演技は素晴らしかったけど、内容は子ども向けかな……」「人間ドラマは引き込まれたけど、ゲームが小学生のクイズ大会みたいだった」「あと20歳若ければもっと楽しめたかも」と、対象年齢の若さを指摘する声も散見される。

放送局は違うが、前クールで放送されたなにわ男子・道枝駿佑主演『マルス-ゼロの革命-』の初回放送後、やはり「子ども向けか……」と落胆する視聴者が続出。

その結果、視聴率は大惨敗してしまっただけに、似たような声が上がっている『ACMA:GAME アクマゲーム』にも一抹の不安がよぎる。

ただ、同作は「Amazon」との協業により、日本語や英語など8言語の字幕を付与した上で、4月26日より150以上の国と地域での動画配信を予定しているとか。国内でヒットせずとも、海外で高い評価を得ることが期待できるかもしれない。

日テレにとって社運を賭けたビッグプロジェクトともうわさされる『ACMA:GAME アクマゲーム』。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)や『今際の国のアリス』(Netflix)など、デスゲームを題材とした人気作品は多いが、果たして『ACMA:GAME アクマゲーム』は大きな話題を呼ぶだろうか。

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