「逆算するとあまりにも時間がない」異例の短期決戦で与野党の動き急加速【静岡県知事選】

静岡県の川勝平太知事の辞表の提出・受理に伴い、知事選は5月9日告示、26日投開票の見通しです。異例の短期決戦に向け、候補者や与野党の動きが加速しています。

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<元静岡県副知事 大村慎一さん>
「いま、ここで知事がお辞めになって、1つの大きな区切りになりますと、これからあらためて新しい県政を、オール静岡で、県民のみなさまと幅広く手を携えて作っていきたいというふうに思っております」

県政への思いを語る大村慎一さんです。元総務省の官僚で、静岡県副知事も務めた大村さんは8日、出馬を表明しました。大村さんは、すでに静岡県内各地をめぐり支援を要請しています。

一方、あらためて出馬への意欲をにじませたのはー

<立憲民主党県連顧問 渡辺周衆議院議員>
「原点は静岡県の地方議員から始まっていますから、静岡県に対する思い入れはある。いろいろな方がどのように決めていくかわかりませんが意欲はあります」

立憲民主党の渡辺周衆院議員は、13日に行われる予定の国民民主党県連やふじのくに県民クラブ、連合静岡との4者による協議の行方を見届けたいと話しました。

さらに、前の浜松市長鈴木康友さんも出馬を前向きに検討し、最終調整に入っていて、近日中に出馬の可否を判断するということです。

異例の短期決戦に与野党の動きも加速します。最大会派の自民改革会議はー

<自民改革会議 増田享大代表>
「逆算するとあまりにも時間がない中で、政策的なこと、県が直面している課題認識は私たちの思いをぜひ理解していただきたい、そういった方にぜひ名乗りを上げていただきたい」

一方、長年川勝知事を支えてきた第二会派のふじのくに県民クラブはー

<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「例えばリニアについての考え方とか、熱海の土石流災害を踏まえた安全の確保ですとか、そういったことについて、いま検討をまだしている最中です」

選挙戦の構図がまだ固まり切らない中ですが、与野党内での協議は急ピッチで進んでいます。

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