阪神・伊藤将司投手が10日の広島戦(甲子園)に先発出場するも2回8安打6失点の大炎上。昨季はクオリティースタート(QS)率が85%を優に超えていた〝虎の不沈艦〟がまさかの大乱調でゲーム序盤からベンチへ引き下げられたことも響きチームは2―6で完敗。借金生活に逆戻りしてしまった。
打ち取った当たりが内野手の頭をギリギリ越えるポテンヒットになったり、二塁ベースに直撃し内野安打となる不幸もあった。だが、内外角低めのコーナーを鋭く突く本来の制球力が精彩を欠いていたのも事実。敗戦投手となってしまった左腕は「決めにいったボールも甘くなってしまい相手の流れを止めることができなかった。早いイニングで交代となり、ゲームをつくることができずに申し訳ない」とコメントした。
安藤投手コーチは試合後、報道陣のぶら下がり取材に応じ「伊藤将の状態は、いい時の形ではない。次戦については、今終わったばかりなので分からない」とコメントした。