錦戸亮、5年ぶり出演のフジドラマ第1話に驚愕 「こんなちょっとしか出てなかったっけ?」

フジテレビ木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』の完成披露試写会と舞台挨拶が4月10日に行われ、主演の赤楚衛二、そのライバル役を務める錦戸亮、芳根京子、見上愛の4名が登壇した。

4月11日より放送がスタートする本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの“野心”と“復讐心”が入り乱れ、人間の内に秘めた“欲望”がむき出しになっていくリベンジサスペンス。

この日、キャスト陣は客席後方からサプライズ登場。前方にあるステージに登場すると予想していた観客からはキャーと黄色い歓声が上がっていた。そんな中、天堂海斗を演じる主演の赤楚は「本日はお足元が、大変いい中来てくださって、ありがとうございます」と笑顔で挨拶。これを聞いた芳根は「いいのかーい!」と軽快にツッコミ。これを聞いた赤楚は「こんな感じで現場の感じを、皆様に伝えられたらいいなと思います」と続けた。

続いて、赤楚のライバル役・大友郁弥を演じる錦戸は「1話、観ていただいていかがでしたか?」と呼びかけ、会場から大きな拍手が送られると、満足そうな表情で「皆さんが、お友達とかに勧めてもらうのが、何よりの宣伝になると思いますし、それぞれが広報担当として、広報活動していただけると嬉しいです!」と会場に呼びかけた。

「いよいよ明日から始まるんだなという感じです!」と声を弾ませたのは、海斗の恋人・朝比奈陽月を演じた芳根。

続けて、海斗に想いを寄せる木下紗耶を演じた見上は「実はお三方とご一緒するのは、今日が初めてなんで緊張しています。ただ、1話を見終わったばかりの皆さんのドキドキと、同じだろうなと思うので、一緒にドキドキしながら楽しみましょう」と笑顔で話した。

4名の挨拶が終わると、話題は第1話を観た感想へ。「とにかく陰鬱とした空気や、それぞれのキャラクターが抱えているものを感じた1話だったので、ここからどうやって回収されていくのか、非常にワクワクしました」と赤楚。一方の錦戸は「僕の率直な意見としては……」と断りを入れた上で「僕、こんなちょっとしか出てなかったっけ?」と回答。「自分が出ているところもいっぱい見たいので、2話、3話と続きが楽しみです」と笑顔で話した。

●錦戸亮の「貫禄が欲しい」発言を赤楚衛二がフォロー

また、現場の雰囲気は作風とは一変し、かなり明るいのだそう。この理由について赤楚は「題材が重めなので、そこにずっと集中するというのも自分は難しいので、スイッチの切り替えが大事かなと。本当に皆さん優しいし、楽しい方ですからね」とコメント。しかし、これを聞いた芳根は「オンとオフのギャップがすごすぎて、(SNS用の動画などを撮る際に)作品に合わせるのか、楽しい雰囲気に合わせるのがいいのか私たち的には迷走していて」と告白。これを聞いた会場から「楽しい方!」と声が上がると「そっちか! じゃあ、私たちさっき間違っちゃったな~」と悔しそうな表情を浮かべていた。

イベントの後半にはサブタイトル“欲望の果てに”にちなんで、会場に集まったファン、そしてキャストが欲望を発表し合う場面も。この問いに対して赤楚は「食欲」、錦戸は「貫禄」、芳根は「全員が健康に完走!!」、見上は「眼鏡欲」と個性豊かに回答。それぞれが書いた欲望について解説する場面では「僕もう今年40になるんですけども……」と錦戸。これを聞いた司会者が「ありますよね?」とツッコむと会場から大きな拍手が。しかし、錦戸は「いやいや! こんな恥ずかしい! 止めてくださいよ」とうろたえ、キャスト一同はクールな先輩・錦戸の意外な一面に微笑んで見せた。

さらに錦戸は「この間、コンビニから出る時に電話をしていたんですけど、全然知らない人が電話をしている僕の肩を叩いて“錦戸くんですか?”ってずっと声かけてきて……。もうちょっと貫禄がほしいんです」と続けた。これをフォローするかのように赤楚は「でも、お芝居のときとか、めちゃくちゃ(貫禄が)伝わってません?」と他のキャストに同意を求めると、錦戸は「お芝居の時……」と不本意な反応。観客の笑いを誘っていた。

イベントの最後には、主演の赤楚が「和気あいあいとはしているんですけども、スタッフさんも役者のみんなもすごい熱量を持って“面白くしよう”としています。これから、だんだんといろんなキャラクターがいろんな欲望を持って複雑に絡み合っていくので、ぜひ見守ってください」と挨拶。イベントを締め括った。
(文=於ありさ)

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